青い空、甘い風 電子書籍版
275円(税込)
作品内容
きれいに晴れ上がった空のあった時代を、カラダの中に住まわせること ■18歳で高校を卒業し、そこからまた18年。結婚して、離婚して、ヨリを戻す、というようなこともチラホラ。紆余曲折もありつつ、未来もまだまだ大いにある年齢だ。東京を離れた場所でのクラス会、という機会が訪れる。それは不思議とくすぐったい再会の時間だ。その中に、今、歌謡曲、それも古い歌謡曲の歌手をしている女性がいる。彼女が魅せられている古い歌の中にあるのは 今の時代が失った空であり、希望だ。この小説のタイトルはもちろん、岡晴夫の「あこがれのハワイ航路」のあの歌詞から取られているはずだ。【著者】片岡義男:1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
作品情報
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