愛の基礎としての会話 電子書籍版

  • 愛の基礎としての会話 電子書籍版
  • 275円(税込)

    • 本作品について、無料施策・クーポン等の割引施策・PayPayポイント付与の施策を行う予定があります。
      この他にもお得な施策を常時実施中、また、今後も実施予定です。詳しくはこちら

    作品内容

    「私は」と「私も」 ■片岡義男の小説にはしばしば作家が登場し、今まさに思いついたストーリーを 目の前の相手(作家はたいてい男で相手は女だ)に向かって 語ることで成立している作品群がある。ここでの女性は金髪で青い瞳のアメリカ人女性だ。彼女は、日本語が日本人に無意識のうちにもたらしているものを 分析した本を書こうとしている。日本語と英語をめぐる二人の批評的な会話の中で 彼は彼女が放った「私は」を「私も」に変更することを要求する。それは信頼関係にある、そして異文化に属する 二人のあいだにかけられた美しい橋である。【著者】片岡義男:1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/

作品情報

出版社
ボイジャー
提供開始日
2017/05/31
ジャンル
文芸

作者の関連作品作者の作品一覧