地熱革命が始まる 電子書籍版
1122円(税込)
作品内容
【内容紹介】地球内部の熱エネルギーを利用して電気を起こす「地熱発電」――。太陽光発電や風力発電と比べても、天候に左右されず安定的に電力が供給できるクリーンエネルギーとして注目されている。じつは、火山大国・日本は世界第3位の地熱資源量を有している。これまでは規制やコスト面でなかなか普及が進まなかった地熱開発だが、近年、イノベーションにより、地熱が日本の主力電源になる可能性が生まれつつある。地熱発電所のしくみから、地熱を活用した地域共生型の先進事例、最新の掘削・探査技術まで、地熱革命をもたらすイノベーションの最前線を紹介する。※紙版と一部内容が異なる場合があります。【目次抜粋】■巻頭特集:日本の未来を担う再生可能エネルギー地熱革命が世界を変える5つの理由■インタビュー:片瀬裕文(I-Pulse取締役副会長)革新的イノベーションで日本が地熱革命のリーダーに■Part1:地熱発電のしくみQ&AQ:そもそも「地熱」って何?Q:地熱発電は何がすぐれているの?Q:どうやって発電するの?Q:日本に地熱発電所はどれくらいある?Q:世界ではどれくらい地熱発電が使われている?Q:日本の地熱発電の現状は?Column:グーグル、ザッカーバーグも投資する 世界の地熱開発最前線地熱発電所ってどんなところ? 日本最大! 八丁原発電所 潜入ルポ■Part2:なぜこれまで地熱開発は進まなかったのか理由1:リードタイムは10年超!ネックとなる「時間」と「コスト」理由2:掘ってみなければわからない「探査」と「掘削」の不確実性理由3:地熱資源の約8割が「自然公園」の地下に存在する理由4:「温泉大国」ならではの課題 自治体や住民との合意形成理由5:規制緩和や補助金の増設は進むも政府の支援策がまだ不十分■Part3:地熱革命をもたらすイノベーション最前線技術1:高電圧パルスの衝撃波で井戸の目詰まりを除去●ブルースパーク(Blue Spark)技術2:探査深度は従来の3倍以上! 資源発見の確率を高める新技術●タイフーン(Typhoon)技術3:網目状ループで水を循環させる次世代型発電システム●クローズドループ(Closed Loop)技術4:工期もコストも大幅に削減する地熱革命の切り札となる掘削技術●ジーパルス掘削装置■インタビュー:中村誠司(Geo Dreams代表取締役社長)自治体と連携して「地熱革命」を起こす■Part4:エネルギーの地産地消! 地熱で地方創生これからの地熱発電は「地域共生型」へ日本初! 住民全30戸が出資し、地域のために立ち上げた発電所●わいた温泉郷(熊本県阿蘇郡小国町)温泉郷と地熱発電の共存共栄モデルが実現●奥飛騨温泉郷(岐阜県高山市)温泉リゾート開発に寄与した日本初の商業用地熱発電所●松川温泉・八幡平温泉郷(岩手県八幡平市)■インタビュー:真山 仁(小説家)小説の力で地熱を盛り上げたい■インタビュー:柏木孝夫(東京工業大学特命教授・名誉教授)国が後押しして地熱発電を脱炭素時代のベースロード電源に
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