聖地巡礼 コンティニュード 【電子限定 写真カラー版】 電子書籍版

  • 聖地巡礼 コンティニュード 【電子限定 写真カラー版】 電子書籍版
  • 1980円(税込)

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    作品内容

    思想家であり武道家の内田樹と、比較宗教学者で僧侶でもある釈徹宗が、日本人が失っている霊性を再発見すべく日本各地の「聖地」をイチョウは絶滅危惧種? ケヤキにも花が咲くの? 「あの最後の一枚の葉が落ちたら……」とハラハラさせる例の葉ってなんの木? 絵本などで見る桃の葉って実は全然違うの!? などなど,誰かに話したくなるおもしろ雑学が100以上。街路/学校/公園/寺社/住宅街/里山と生息状況別に,樹木の基本データに加え,豊富な樹木の標本写真で葉や幹,花,実,冬芽などの細かい部分まで確認できる。散歩が楽しくなること間違いなしのハンディタイプの手帳。旅する聖地巡礼シリーズ第4弾。最新の第4弾は、日本人にすら忘れかけられている長崎県「対馬」。福岡空港から空路で30分(100キロ)のところに対馬は位置する。人口3万2千人。この対馬こそ、日本の原点であり、日本人の源流の地といえる。日本書紀の「国生み」によれば伊邪那岐(イザナギ)・伊邪那美(イザナミ)の二柱の神は、大八島の国を次のように形成していった。淡路島→四国→隠岐島→九州→壱岐→「対馬」→佐渡島→秋津島(本州)。対馬は、その地理的な位置から、朝鮮との国境の島としての運命を担う。魏志倭人伝の最初に出てくる日本の地名が対馬である。今でも晴れた日には、対馬から釜山が見える。対馬と福岡は100キロだが、対馬と朝鮮半島は50キロ未満の近さである。対馬を訪れれば、韓国人のあまりの多さに驚愕するが、この近さを思えば、もっともことである。看板や値段は、日本語とハングル語がほとんど併記されている。ちなみに、携帯電話も場所によっては海外モードになってしまう。歴史上、いくつかの重要な戦場にもなった。白村江の戦い、元寇、日露戦争(当時は、バトル・オ・ツシマと呼ばれた)。にもかかわらず、朝鮮との友好な関係を築きあげてきた、外交能力。日本人の海民性を物語る。応神天皇、神功皇后をはじめ、数々の神話・伝説を生み出した古代の信仰。さまざまな形式の神社やご神木、ご神体が示す、日本人の信仰心の原点。神仏習合の上をいく、神仏キの習合。   内田樹、釈徹宗の両著者は、まさに、日本人の霊性、心性の原点が、対馬から発せられていることを実感をこめてつづっていく。

作品情報

出版社
東京書籍
提供開始日
2017/08/25
ジャンル
文芸

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