土方歳三記 二巻 新選組結成から池田屋騒動までを描く。新選組が最強剣客集団となり、歳三は愛嬌者から鬼に変わる。 電子書籍版
328円(税込)
作品内容
10分で読めるシリーズとは、読書をしたいが忙しくて時間がない人のために、10分で読める範囲の文量で「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」を基本コンセプトに多くの個性あふれる作家様に執筆いただいたものです。自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。是非、お試しください。概要 武州多摩の豪農に末子に生まれた歳三は、幼い頃から武士になりたいと願っていた。そのため、呉服屋に丁稚奉公しても二度ともしくじり、家伝薬の行商をしながら、関東一円の諸流の道場を廻って剣技を研いた。 二十五歳で天然理心流試衛館に入門し、さらに実力を上げた。道場主の近藤勇は歳三の幼なじみである。試衛館には、天才剣士の沖田総司をはじめ、凄腕の剣客達がいつもごろごろしていた。 時代は急に動き始めた。アメリカ海軍ペリーが黒船艦隊を率いて開国を迫り、徳川幕府は二百数十年続いた鎖国を解いた。欧米各国と次々に条約を結ぶと、尊王攘夷を主張する人々が開国反対・幕政改革を求めるようになった。 反幕府活動を弾圧した井伊大老が暗殺される(桜田門外の変)と、脱藩して尊王攘夷を実行しようとする浪士達の活動は、いよいよ激しくなった。 尊攘浪士に手を焼いた幕府は、その対策として浪士組を編成した。 近藤は試衛館の仲間とともに浪士組に参加し、京に上る決意をした。歳三は本物の武士になるチャンスをつかんだ。 上洛した歳三は、新選組という戦闘集団を創る。新選組の主導権争いに勝ち、歳三は近藤をトップに据える。やがて、「池田屋騒動」という幕末最大の戦闘に突入… 以上まえがきより抜粋
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