「そのままの自分」を生きてみる 精神科医が教える自分を責めない気持ちの整理術 (特装版) 電子書籍版
1760円(税込)
作品内容
TVやSNSでも話題を呼び、シリーズ累計7万部突破の一冊が特装版で登場!「このままじゃダメ」「変わらなきゃ」「がんばらないと」そう言いながら、自分に我慢をさせたり、無理して自分をすりへらしてしまいがちなあなたへ。本書のテーマは「変わりたい」「変わらなきゃ」と思ったとき。でも「変わりたい」ときって、・仕事でミスして落ち込んでいるとき・誰かと比べて自分はできていないと凹んでいるとき・人間関係がうまくいっていないとき・人から胸に刺さる言葉を言われたとき・新しい環境に慣れようとがんばっているときなど、たいてい自分の気持ちが「つらい」「しんどい」ときです。そんなときに「成長する」のも「がんばる」のも大切だけど、無理して自分をすりへらしてしまったらもったいない。やっぱり、いちばん大切にしなければならないのは「自分」です。成長する前に、がんばる前に、まずは自分をいたわる、ケアする。そんなことが大事だとお伝えする本になります。心のお守りみたいな言葉がたくさん。自分らしさを大事に、生きやすくなる45のメッセージ。・「惰性で生きたっていい。がんばるだけが人生じゃない。」・「『俺にかまわず行け! お前は自分の人生に集中しろ!』って言ってあげましょう。もちろん心の中ででOKです。」・「自分の幸せの輪郭を、どうか他人の言葉でつくらないで。」・「『普通の人』『ちゃんとした人』なんていう実在しない生き物を目指さなくていい。」・「ミスを謝るのはいいけど、ミスした自分を否定するのはやめておこう。」****【はじめにより】たとえば、仕事で失敗をしたときに「このままじゃダメ。がんばらないと」とか、人間関係で悩んだときに「いいかげん変わらなきゃ」みたいな思いをもってしまう人がいます。あるいは、子育てが思いどおりにいかないときに「ちゃんとした親にならなきゃ」みたいなあせりを抱えてしまう人です。自分の至らない点を改善しようとすることや、少し背伸びをして努力すること、成長しようとがんばることもたしかに大事だとは思います。だけど、自分につらい、しんどい思いをさせて、自分をすりへらしてまで本当にすべきことでしょうか。僕らは日々の中で「当たり前」とか「普通」「常識」という言葉で表されるルールや価値観に必死で合わせようとして生活しているところがあります。もちろん社会の一員として守らなきゃいけないルールはあるけれども、誰がつくったかわからない謎なルールや枠組みが多すぎますよね。そんな謎でいびつな枠組みにでも、なんとなく「無理してでもはまらなきゃ」と思ってやっている人も少なくないと思うんです。でもね、そこに無理してはまろうと思ったら、自分が歪んでしまうんですよね。もちろん柔軟性のある人もいるかもしれないけど、そんな人は多くない。だから、無理してはまろうとするより「そのままの自分」を大切にすることも考えてみてほしいのです。今って、SNSを開けばすぐに他人と比べることができるうえ、昔から変わらず、あれこれよけいなお世話を言ってくる人たちもいて。「自分は自分でいい」という気持ちが揺らぎやすかったりします。そんななかで「そのままの自分では生きられない」というのもわかります。でも、「自分らしさ」をなくしてまで、自分の本当の気持ちや、本来の特性を置き去りにしてまで、変わったりしなくていいのではないでしょうか。他人を目指した先に理想の自分はいません。「変わらなきゃ」って思ったときは、「このままじゃダメ」って思ったときは、ちょっと落ち着いて。ベッドでもソファでも、ごろんと横になってみて。少しだけ「そのままの自分」を見せちゃダメかを考えてみてください。そのままの自分で生きられない場面やタイミングもあると思います。時にはまわりに合わせたり、会社や世間のルールを守りながら、常識や普通を気にしながら生きなければいけないこともあると思います。でも、やっぱり弱い自分やポンコツな自分、できない自分、凹む自分、そんな自分を「これも自分だなぁ」とありのままそのまま受け止めて、「そのままの自分」を生きることも大
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