アフォーダンス そのルーツと最前線(知の生態学の冒険J・J・ギブソンの継承9) 電子書籍版
3740円(税込)
作品内容
J・J・ギブソン発案の最重要概念であるアフォーダンス。その実相や可能性について心理学の歴史を遡ることで辿り、神経科学との接点をも探る。さらには対人関係や社会制度における社会的アフォーダンスを論じ、「流体の存在論」へといたる、シン・アフォーダンスの書。【主要目次】序(田中彰吾)1 ビリヤード台としての自然2 生命から始める3 本書の構成第1章 心の科学史から見たアフォーダンス(田中彰吾)1 知覚をどう理解するか:近代哲学の観念論2 精神物理学から実験心理学へ3 ゲシュタルト心理学の挑戦4 ギブソン知覚論の骨子5 アフォーダンスの概念第2章 アフォーダンスから見た脳:レゾナンスの神経科学に向けて(田中彰吾)1 ギブソンとメルロ=ポンティの並行性:生態学的心理学と現象学2 メルロ=ポンティによる「身体図式」概念の拡張3 マトリックスとしての脳4 アフォーダンスの神経科学5 レゾナンスの神経科学に向かって第3章 社会的アフォーダンスと環境とのエンカウンター(河野哲也)1 社会的アフォーダンスの効用2 アフォーダンスと意味3 学習された意味と生得的に得られる意味4 真正の知覚5 プラグマティズムの記号論とアフォーダンス6 アフォーダンスと意味の関係7 アフォーダンスの特徴8 人間同士のアフォーダンスと出会いの場9 社会環境アフォーダンス10 対人関係的アフォーダンス11 社会制度アフォーダンス12 社会制度と行動の制御13 行為の流れ:共鳴、エンカウンター、充たされざる意味、促進行為場第4章 ギブソンを超えて:海流的アプローチと存在即情報論(河野哲也)1 流体の存在論:気象学的・海洋物理学的アプローチ2 身体気象3 認識と情報4 存在即情報としての生態系5 情報化による即自存在の生成第5章 知の生態学の冒険、ふり返りと今後の展望(河野哲也/田中彰吾)
作品情報
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