大江戸火龍改 電子書籍版
748円(税込)
作品内容
江戸の町で人外のものを狩り鎮める、謎めいた美しき男がいた――。「江戸版陰陽師」ここに開幕! 江戸時代、凶悪犯を取り締まる火附盗賊改の裏組織が存在した。専ら人外(にんがい)のものを狩り鎮めるその名は、火龍改。満開の桜の下で茶会を催していた一行から悲鳴が上がった。見れば大店のお女将の髪が逆立って、身体ごと持ち上がっていき、すっかり桜の花に隠れてしまった。見上げる者たちの顔に点々と血が振りかかり、ぞぶ、ぞぶ、ごり、という音のあと、どさり、と毛氈の上に女の首が落ちてきた――。遊斎は、飴売りの土平、平賀源内らとともに、この怪奇な事件の謎を追う(「桜怪談」)。短篇「遊斎の語」「手鬼眼童」「首無し幽霊」も併録。
作品情報
作者の関連作品作者の作品一覧
この作品が好きな方はこちらもおすすめ