漱石の白百合、三島の松 近代文学植物誌 電子書籍版

  • 漱石の白百合、三島の松 近代文学植物誌 電子書籍版
  • 990円(税込)

    • 本作品について、無料施策・クーポン等の割引施策・PayPayポイント付与の施策を行う予定があります。
      この他にもお得な施策を常時実施中、また、今後も実施予定です。詳しくはこちら

    作品内容

    漱石の『それから』に登場する白百合はテッポウユリかヤマユリか。植物オンチと言われた三島由紀夫の卓越した草木の描写を挙げてその汚名をそそぐ。鏡花、芥川、安部公房ら、広大な文学作品の森に息づく草花を植物学者が観察。新たな視点で近代文学を読み解く。『漱石の白くない白百合』を改題〈解説〉大岡玲(目次より)I漱石の白くない白百合/描かれた山百合の謎/『金色夜叉』の山百合/白百合再考II『虞美人草』の花々/朝顔と漱石/毒草を活けた水を飲む事/泉鏡花描く紅茸/「ごんごんごま」とは?/ごんごんごまの本名/クロユリ登場/芥川の心象に生えた植物III三島由紀夫と松の木の逸話/再説三島と松の木の逸話/洋蘭今昔/志賀直哉と藤の巻き方/スイートピーは悲しみをのせて/『デンドロカカリヤ』異聞IV関東大震災でカビた街/小説とチフスの役割/小石川植物園を読む/三四郎池の植物散歩あとがき/文庫版あとがき/〈解説〉大岡玲作品名索引

作品情報

出版社
中央公論新社
提供開始日
2022/06/22
ジャンル
文芸
連載誌/レーベル
中公文庫

作者の関連作品作者の作品一覧

この作品が好きな方はこちらもおすすめ