団地と移民 課題最先端「空間」の闘い 電子書籍版
1012円(税込)
作品内容
そこは、外国人、高齢者をネトウヨが襲う「空間」と化していた。団地は、この国の“未来”である。テロ後のパリ郊外も取材した、地べたからの最前線ルポ!!団地はこの国の課題最先端「空間」となっていた。団地。そこは、かつて「夢と希望の地」だった。しかし、いまは都会の限界集落と化している。高齢者と外国人労働者が居住者の大半を占め、さらにそこへ“非居住者”のネトウヨはじめ排外主義者が群がる。排外主義的なナショナリズムに世代間の軋轢、都市のスラム化、そして外国人居住者との共存共栄……。厳しい現実に負けずに、“一緒に生き続けること”を実践している各団地の取り組みを、私たちは“日本の未来”に出来るのか?外国人実習生や排外主義者の問題を追い続ける著者が、日本各地に加えてテロ直後のパリ郊外も取材し、日本に問う。■団地は差別と偏見の触覚だ■孤独死に国籍は関係ない■九〇を超える国籍の人が住むパリの団地■「人種間というよりは、世代間のギャップなんですよ」■きっかけはほとんど“ごみ問題”■日系人は合法的労働者供給源だった■ヘイトスピーチを昇華する※本書は2019年3月の小社より刊行した単行本を加筆修正したものです。目次まえがき――団地は「世界」そのものだった第一章 都会の限界集落――孤独死と闘う第二章 コンクリートの箱――興亡をたどる第三章 排外主義の最前線――ヘイトへ抵抗する第四章 パリ、移民たちの郊外――レッテルを塗りつぶす第五章 残留孤児の街――歴史の中に立つ第六章 「日本人」の境界――差別と分断に屈しないあとがき新書版あとがき参考文献一覧
作品情報
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