小説現代 2025年 1・2月合併号(ライト版) 電子書籍版
699円(税込)
作品内容
画面の小さいデバイスでも読みやすい“リフロー型”雑誌です。 <シリーズ> 村木 嵐 天領の鷹 最終回 岩を砕き造った湊も完成し飛騨屋の伐採業は順調に見えた。久蔵が入った山で、道案内の夷仁が見つけた湯が噴き出す地面のひび。これは不吉な前兆なのか? 大門剛明 神都の証人 最終回 真犯人として確実視していた男は、九十八歳で亡くなり荼毘に付された。谷口事件の冤罪は永久に明かされることはないのか? 弁護士・伊藤太一は、意を決して驚愕の強硬手段に出た! 成田名璃子 水、空気、推し 杉江松恋氏が文芸誌の二〇二四年上半期年間ベスト短編に選んだ「腐海の底からこんにちは」。シリーズ続編は、じいじを亡くしたばあばと孫の、健気で微笑ましい年の差推し活物語。 <新鋭短編競演> 宇野 碧「地方公務員の有田」 和歌山の役場で代わり映えしない日常をやり過ごしていた有田は、移住者サポートの仕事をすることに。ある日、東京からやってきた移住希望者は変わった人物で……!? 朝霧 咲「会えない夜の孤独な待ち合わせ」 五十四歳、独身、友人はいない。役職定年を言い渡された商社マン・洋一郎は、唯一の趣味だった競馬にも興味を失いマッチングアプリにのめり込んでいく。 桜井真城「銀がすみの城」 鎌倉で阿波局に仕える侍女・戸和は傍若無人な女主人に手を焼いていた。幕府と朝廷に火種が燻るなか、局とその姉・北条政子の会話を立ち聞きした戸和は密偵の疑いをかけられる。 日野瑛太郎「一億円を集めた猫」 猫が五日間で三億円の寄付を集めたという新聞記事を読んで、「気に入らない」と悪態をついていた刑事。そこに飛び込んできたのは、一風変わった誘拐事件だった。 -読み切り- 丸木文華「真夜中のドライブ」 「おじいちゃん……殺しちゃったの」。母と娘、二人きりの逃避行。車は走る、もう一つの秘密を載せて。 -特別企画- 『下垣内教授の江戸』刊行記念エッセイ 青山文平 江戸の負けっぷり 『下垣内教授の江戸』書評 末國善己/細谷正充 -レポート- 前代未聞の「顔出しNG」サイン会! 本物の野崎まどはどれだ!? 能登半島応援チャリティ小説企画『あえのがたり』発売のお知らせ <コラム> 宮田愛萌 ねてもさめても本のなか 〆切めし 小林早代子 武田砂鉄 もう忘れてませんか? <漫画> 意志強ナツ子 るなしい <本> 書評現代 ミステリー 青戸しの 青春・恋愛小説 あわいゆき 時代小説 田口幹人 エッセイ・ノンフィクション 高橋ユキ 第20回小説現代長編新人賞募集 第71回江戸川乱歩賞募集 執筆者紹介 <全編公開>『普通の底』(月村了衛)本編は、未収録です。※電子版では紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページがあります。
作品情報
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