林博子のめるへん・BOX 電子書籍版

  • 林博子のめるへん・BOX 電子書籍版
  • 220円(税込)

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    作品内容

    「林博子のめるへん・BOX」は、七十余年の人生を歩んできた著者の珠玉の短編集です。長野県塩尻市に生まれ、育った著者は、信州を舞台にした作品で伊那谷童話大賞を受賞しています。また現在住んでいる鎌倉を題材した作品も数多くあります。信州の山、鎌倉の海──自然描写や季節感にあふれた文章に、電子書籍ならではの挿絵をつけました。登場する〈めるへん〉の動物たちはケシゴムスタンプです。現実の江ノ電や湘南の海の写真の中に合成されたカニやアシカやサメのとぼけた表情をお楽しみください。晩春から夏にかけての物語を五編集めました。「サクラ」はママの亡くなった日に生まれた子犬を飼いたい少年のお話。「トモキとトモコ」は、カニの飼育係になった小学一年の男の子と女の子のお話。「電車は、潮風の中を」は、江ノ電に初めて一人で乗ってお祖母ちゃんに会いに行く少女のお話。「ひみつさんとカエルのかんたろう」は、伊那谷の貧しい教会の牧師の卵、ひみつさんの愉快で胸のすく活躍を住みついた蛙が語るお話。「ママの海で聴いた歌」は、合唱部の女子中学生が課題曲は自分が産まれるときに母が聴いていた歌と知り、自信をとり戻して歌うお話。ママの死から始まる「サクラ」を巻頭に、出産を幻視する「ママの海で聴いた歌」を巻末にした死から生への物語は、著者からあなたに贈る人生へのエールです。「扉をあければ、光があるのよ」あなたの心にさわやかな風が吹き渡りますように──

作品情報

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