俺はこの勝負で、クソデカい一発をぶちかます 第一巻 電子書籍版
479円(税込)
作品内容
空き缶に向かってションベンしてんじゃねえよ、クソ野郎。くだらねえにもほどがあんだろ。全部俺の顔に跳ねてんじゃねえか。てめえ、尿でも飲んでんのか? なんでそんな臭えんだよ。お前が一発殴っただけで、俺が死なないよう土下座して頼む羽目になるんじゃなきゃ、今ごろマジで一発ぶん殴ってるところだぞ。今夜はやっぱ、公園で寝るか。あっちなら、まだ小便くせえ匂いも少しはマシだろ。……待て。クソ。待て待て待て。雄二。沈むな。こんなところで沈むんじゃねえ。あああ! 俺はこのままニューヨークの路上でくたばるのかよ!!!!しっかりしろ、雄二。この一発で、クソデカいヤマを張る。八十三億人を騙し切る、とんでもねえ大嘘だ。クソが。やってやる。勝てば人生アガリだ。負けたら?負けたらどうなるかなんて、誰が考える度胸あんだよ!!! * * *「地球上の全人類へ通告する。本通告者の威嚇能力の有効性を証明するため、あなた方は、これより三分間、太陽を喪失する。カウントダウンを開始する。10、9、8……3、2、1」 * * *【世界科学通信(WSC)緊急速報】【東部時間 09:10太陽の地球側に面した光球、彩層、およびコロナにおいて、全波長域にわたる電磁放射が同期して途絶した。対象は可視光、赤外線、紫外線、X線、ガンマ線。中断期間中、太陽スペクトルに固有の特徴は完全に消失した。ただし、太陽そのものは原位置に存在していた。しかし、その放射は三分間、地球に到達しなかった。】【我々は遮蔽されたのではない。我々は、三分間、太陽を失った。】
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