富嶽を駆けよ 電子書籍版
1980円(税込)
作品内容
直木賞作家・今村翔吾氏推薦!「心が震える物語。霊峰、富士に挑む。世間の声、常識をくつがえす女性の姿に共感。」『日本ドラフト文学賞』最多指名作品!全ての女達の願いを抱いて、私は登る――江戸時代、女人禁制の地として知られる富士山に初めて登頂した女性――高山辰。大志を胸に頂を目指す彼女の挑戦は人々の心を動かし、先駆けとして道を切り拓く。天保三年(1832年)。身の丈五尺七寸(約172センチ)という長身ゆえに行き遅れていた辰も、ようやく嫁ぎ先が決まった。しかし辰には諦めきれない夢がある。それは、「富士の頂に立つ」こと。当時の富士は、女が登れば災いを呼ぶとされる女人禁足の地。叶えようもない大望を抱く娘に呆れながらも、養父は、「挑戦の期限は一年」という条件で辰を送り出す。許婚の万次郎に引き合わされた富士講の大先達・小谷三志に、想いの強さを買われた辰は、登拝団の一員となることに成功。農民たちの反対に晒されながらも、女たちの未来を拓く先駆けとして、逆風吹き荒ぶ霊山に辰は足を踏み入れる――。
作品情報
作者の関連作品作者の作品一覧