グググのぐっとくる題名 なぜこのタイトルに惹かれるのか 電子書籍版
1958円(税込)
作品内容
考察の精度と深度に恐れ入りつつ、軽妙な文章で笑ってしまう。名人芸でしかない。もう、この世の気になるタイトル全部、ブルボンさんに丸投げしたい。―― 一穂ミチさん世間の注目を集めた、映画や本や音楽の「タイトル」のひみつとは何か?誰も教えてくれなかった、「なんかいい」の「なんか」を、言葉選びや語順、リズムなどの構造から、ユーモアとともに解きほぐす!・『【推しの子】』にはどんなしかけがある?――「4音」に詰め込まれた、令和のキャッチ―かつ、ギャップのある2語の衝突・『8番出口』はなぜ7番出口ではないのか?――「恐怖」などの語を入れないことで都市伝説的なクールな怖さを表現しつつ、作品規模の見当がつきやすく無限を表す「8」という数字いいタイトルに潜む「テクニック」も多数!◆本や漫画、ZINE、二次創作など、創作や言葉にかかわる人へ◆SNSの見出しやキャッチコピーのヒントに◆商品開発やお店のPOPを書く人にも大槻ケンヂさん対談、古賀及子さんとのタイトル決めの裏側も収録楽しく読めて役に立つ、言葉の運動神経がよくなる一冊◎もくじ◎第1章 ぐっとくる題名を構成するもの 基礎編1.いつ、それをいうのか『SCIENCE FICTION』/『ふつうの軽音部』2.人名の入った題名『みんな蛍を殺したかった』/『友近・礼二の妄想トレイン』/『バートルビー』3.繰り返しの題名『リンダリンダ』/『パッキパキ北京』/『パパララレレルル』/『あいにきてI・NEED・YOU!』4.二物衝突その2(レイヤーのある題名)『御社のチャラ男』/『天才バカボン』/ 『【推しの子】』5.「語順」の話『九十歳。何がめでたい』/『ぷにるはかわいいスライム』6.レンジを広くとる『ババンババンバンバンパイア』/『悪魔城ドラキュラ』/『ゲーテはすべてを言った』7.数字と記号の題名『8番出口』/『骨バキ☆ゆうぐれダイアリー』/『12歳。』8.題を付け続ける劇場版『名探偵コナン』の副題考察『緋色の研究』/『小麦色のマーメイド』/『地球と書いて〈ほし〉って読むな』 第2章 立ち止まらせる題名 応用編1.(ビデオ)ゲーム的な題名『残機』/異世界転生ものの題名群考察/『はぁって言うゲーム』2. そこにそれをあてがうか?『ゲル状のもの』/『インパクトの瞬間』/『ちょっと踊ったりすぐにかけだす』 3.題を題に付ける『新宝島』/『ドラえもん』4.題名の賞味期限 『シン・ゴジラ』/『帰ってくれタローマン』5.言わないことを言う『生きのびるための事務』/『もう ぬげない』6.題の中を時間が流れる『永遠も半ばを過ぎて』/『ウインカー』/『岡嶋和幸の「あとで買う」』 第3章 ぐっとくる題名を語る1.あれはどう思いついたんですか?――大槻ケンヂ×ブルボン小林2.題名も表現だ!――TBSラジオ「赤江珠緒たまむすび」書き起こし『生き残った6人によると』/『これは、アレだな』/『十角館の殺人』3.自作の題名が決まるまで
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