明るい夜に、星を探して 電子書籍版
1760円(税込)
作品内容
会社を辞めて、酒と戯れる日々を動画で綴ってきたが、月日が流れるうちに、気づけば30歳は目前。いつのまにか、旧友たちとの「違い」が身にしみるようになってきた。同じように机を並べて笑い合っていた友人たちは、結婚して子供が生まれていたり、会社で活躍していたり。この先、どうすればいいのだろうか。せめて、「同じ」ように生きたい。わからないまま酒に逃げたある夜、気づけばフィンランド行きの航空券は予約済み。「世界で一番幸せな国」ーーその触れ込みが無意識にその地を選ばせたのだろうか。取ったものは行くしかない。豪華クルーズ船に乗り、ミッドサマーに参加し、ビール風呂に浸かり……。29歳、北欧2週間の初の海外一人旅。異国情緒にあふれる筆致が光る酒村ゆっけ、初の旅エッセイ。「今のままの自分でいいのかな」と、酒に逃げたいすべての人へ。
作品情報
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