メキシコ 電子書籍版
1980円(税込)
作品内容
2023年と2024年、2度に及びメキシコへ滞在。滞在中に書かれた詩とエッセイが本作です。*三角みづ紀/あとがきより*ノートをひらき、線を引く。デッサンをするように、大切な瞬間をとらえて描いていく。わたしにとって入口は同じだった。質感や感情のかたちによって、余白の多い詩になったり、物語をはらんだエッセイになったりする。本著は十冊目の詩集であり、わたしのメキシコの日々そのものでもある。*詩「乾季のおわり」より*水分をはらんだ空気とこの身体が天気を予報する砂漠が靴にとどまってわたしたちはたしかに失ったのだがなにを得たのか知らない【著者プロフィール】三角みづ紀(みすみ・みづき)1981年生まれ。北海道在住。第1詩集『オウバアキル』で中原中也賞受賞。第2詩集『カナシヤル』で歴程新鋭賞、南日本文学賞を受賞。新藤涼子、川津聖恵との連詩集『連詩 悪母島の魔術師』で藤村記念歴程賞を受賞。第5詩集『隣人のいない部屋』で萩原朔太郎賞を最年少受賞する。美術館での言葉の展示や作詞等、あらゆる表現を詩として発信している。
作品情報
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