怪談社書記録 常世の御札 電子書籍版
924円(税込)
作品内容
この御札……死んだ人間の血で描かれてる。「壁から女のゆうれいが出てきて私を見るの」同じ言葉を遺して死ぬ女性たち。歌舞伎町で密かに出回ったこの世に存在してはいけない呪物とは――?怪談社の書記が紡ぐ最新・怪奇事件録怪異蒐集のフィールドワークとその語りを生業とするプロ集団・怪談社の書記が綴る取材録。壁から出てきた女の霊に見つめられると死にたくなる――歌舞伎町で複数の人間から聞かされた同じ話。原因を辿っていくと…「常世の御札」北海道の牧場の従業員寮に棲みついた訳ありの男。男は毎晩段ボール箱に向かって謝罪を繰り返すのだが、その中身は…「牧場の箱」父の遺品から出てきた土器のようなもの。昔、山で貰ったものらしいのだが…「アステカの土器」貧しさと孤独の中で生きる女性に抱きついてきた不思議なこども…「石鹸の匂い」死に際の母が残した衝撃の告白。そこから始まる家族と怪の奇縁…「家族と冷蔵庫」他、じわり広がる怪の余韻47話!この人間ドラマと怪はえぐい……。心の準備をお願いします。
作品情報
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