民主主義の躓き 民衆・暴力・国民国家 電子書籍版
6050円(税込)
作品内容
民主主義は躓くことなくして前進しえない。民衆・暴力・国民国家がそれぞれ積極面と消極面をもつからである。古代ギリシアから「1968」まで、植民地主義から昨今の社会的保守主義までを展望しつつ、民主主義の挫折と成熟の過程を歴史的かつ思想的に捉える。【主要目次】はじめに第1章 永続的な革命としての民主化1.歴史になりえない民主主義/2.平等をめぐる闘いと民主的社会/3.戦後秩序と社会革命第2章 民衆と民主主義1.民衆不信と民主制/2.民主主義を掘り崩す――大衆かエリートか/3.代議制民主主義と選挙民第3章 民主主義の暴力1.民主制における暴力/2.都市住民の抗議と民主化/3.民主化と暴力/4.民主主義の帝国第4章 国民国家と民主主義1.民主主義における搾取と排除/2.独立による民主化と国民国家/3.民主主義とマジョリティ/マイノリティ/4.後発国のジレンマ第5章 失われた確信と新たな試練1.民主主義の危機/2.民主主義の後退とその背景終 章 未完の民主主義1.躓く民主主義と民主制/2.情報伝達と連帯/3.情報伝達における蛙飛びと民主主義/4.生き方としての民主主義おわりに
作品情報
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