寂聴先生が残してくれたもの 電子書籍版
1650円(税込)
作品内容
育児、先生との思い出、寂庵のこと…元秘書による寂聴先生没後初めての書き下ろし 瀬戸内寂聴先生からの愛と言葉を未来へつなぐ「天台寺での『青空法話』」―― 10年間濃い時間をともに過ごしてもまだ足りなくて、もっともっといっしょにいたかった。そう考えるだけでいつも涙が出る。どこに行っても先生を感じる。先生の笑顔が浮かんでくる。私はいま、先生との思い出に生かされている。「京都と寂聴先生」―― 「先生、ここはどういうことですか?」 気軽に聞ける距離感に私はずっといたのに、当時はあまりそれをせず、いまとなって先生の姿を追い求めるようにして 作品を読みはじめている。惜しい気持ちも否めないけれど、これも不思議なさだめのように思う。「愛の連鎖」―― 私が受けた無条件の愛情が子どもたちにも伝わり、そして未来へとつづいていくこと―― それこそが「愛の連鎖」なのだと思う。
作品情報
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