サウジの憂鬱 パレスチナとアメリカの狭間で 電子書籍版
2640円(税込)
作品内容
揺れ動く「盟主」のジレンマから読めない中東情勢を読み解く。イスラエル建国から4度の中東戦争、湾岸危機、9.11テロ、そして和平イニシアティブまで、サウジアラビアを軸に1940年代以降の歴史をたどり、中東問題の構造を明らかにする。一貫した歴史的視座なくして、中東は読み解けない。アラブの「盟主」サウジアラビアはしかし、イスラエルと欧米諸国に対して最も穏健な立場をとってきた。本書は、現地の公文書や地元メディアの報道など膨大な資料を駆使して、安全保障/経済的利益/アラブ意識/イスラームという4つの視点からサウジの外交政策を分析、歴史的に形成された中東問題の構造を解き明かす。
作品情報
作者の関連作品作者の作品一覧
この作品が好きな方はこちらもおすすめ