現場警察幹部のための判例・裁判例の実務的検討~暴行編~(同時収録:乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)に関する近時の裁判例の紹介) 電子書籍版
1100円(税込)
作品内容
【本書は固定レイアウト型電子書籍のため、7インチ以上の端末でのご利用を推奨しております。文字のハイライト・検索・辞書・コピー・引用・音声読み上げなどの機能はご利用いただけません。ご購入前に、無料サンプル等をお使いの端末でご確認のうえ、ご購入ください。】 ◆本電子書籍は、『警察学論集2021 年4月号(第74 巻第4号)』『警察学論集2021 年5月号(第74 巻第5号)』『警察学論集2021 年6月号(第74 巻第6号)』『警察学論集2020 年11 月号(第73 巻第11 号)』に掲載した論文を基に制作しました。【本書の内容】本書は、河原俊也日本大学大学院法務研究科教授(執筆当時・裁判官)によって執筆され、警察学論集に掲載された論文を電子書籍化したものである。暴行罪というと単純な犯罪類型であるから、事実認定や法律解釈上、特段の問題がないように誤解されがちである。しかし、例えば、児童虐待の疑いがあるという周辺住民からの通報を受けて児童相談所職員が民家を訪れたところ、親から塩を振りかけられたという事例を想定しよう。塩を振りかける行為は暴行に当たるだろうか。暴行罪の嫌疑で捜査をするかどうかは、社会的に大きな関心を集めている児童虐待事案の「突破口」ともなり得るものであり、警察幹部職員としては、基本的な判例や通説を踏まえ、部下職員に対して適切な教養・指導を行うことが強く求められよう。警察幹部職員等の多くの刑事実務関係者が本書を通じて、この種事案について基本的な理解を深め、より適切な捜査を遂げることができるよう期待してやまない。
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