巣鴨プリズンから帰ってきた男たち 電子書籍版
1584円(税込)
作品内容
戦後80年記念出版自民党、政治とカネ、原発、統一教会、競艇、ロッキード事件…この国の「闇」は、すべてここで生まれた。岸信介、正力松太郎、児玉誉士夫、笹川良一、鮎川義介…etc.膨大な史料をもとに描き出した、終戦直後の「政・財・官」裏面史。「巣鴨プリズン」で交錯した巨怪たちの運命戦後の日本は、ひと握りの「ムショ仲間」によって支配されてきた――と言って、過言ではない。「A級戦犯」とは、失敗の原因となった人物のことではなく、戦争を始めた人、戦争でルール違反を犯した人のことをいう。この本は、巣鴨プリズンに入れられた人びとがどう復権したかを記す歴史読み物である。何を目的とした本なのかといえば、戦後日本の原点の確認である。物語は、日本の敗戦が決定的になり、八月十五日を迎えるところから始まる。(「はじめに」より)
作品情報
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