世界を動かした「偽書」の歴史 電子書籍版
1595円(税込)
作品内容
かくも人間は騙(だま)し、騙される。フェイクニュース時代にメディアリテラシーを高めるための必須教養が「偽書(フェイク)の歴史」だ!「ユダヤ人大量虐殺の根拠はなんと一冊の「偽書」にあった……」本書では二十九の古今東西の「偽書」を挙げ、それがどのように世に出て、信じられ、「偽書」と暴かれたかを紹介する。なかには、「偽書」と知らないで読んでいた本もあると思う。この世界は奥が深く、「偽書」と断定できないものもけっこうあるのだ。(中略)巷にたくさんあるフェイクニュースに騙されないためには、人類がいかに「偽書」に騙されてきたかを知る必要がある。フェイクニュースの真贋を見抜く眼力を養うために本書を役立てていただきたい。――というのは本音だが、実はもうひとつの本音もある。「偽書」は「読み物」として面白いのである。もちろん、「偽書」と知ったうえでの話だが、多くの人が騙されるだけあって、実によくできている。そういうわけで、不謹慎かもしれないが、本書は「面白い本」のガイドブックでもある。
作品情報
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