戦前日本の「聖地」ツーリズム キリスト・日蓮・皇室 電子書籍版
1980円(税込)
作品内容
社寺参拝はいつから「神聖」になったのか明治初期に「迷信」の色濃かった社寺参拝は、日蓮をキリストと同一視する人々によって新たに意味づけされ、神聖な行為とみられるようになる。次いで明治神宮の創建が熱狂的に受け入れられ、同調しない人が排除されるようになり…… 宗教・交通・メディアを融合させて描く、驚きの日本近代史。【内容】序 章 聖地の日本化第一章 「日蓮と基督」 ――高山樗牛と田中智学の日蓮像第二章 教養主義と日蓮ツーリズム第三章 天皇崇敬の「宗教」化 ――大逆事件と天皇の代替り第四章 明治神宮と渋沢栄一 ――意図せざる「聖地」の創出第五章 「体験」と「気分」の共同体――大正期以降の伊勢神宮・明治神宮参拝ツーリズム第六章 日蓮の「聖地」と明治神宮 ――田中智学による「聖地」の規範化と「明治神宮モデル」第七章 「聖地」のセット化(I) ――橿原神宮と「三大神宮」第八章 「聖地」のセット化(II) ――智学の「五大聖地」巡拝第九章 「聖地」のセット化(III) ――大軌グループと「三聖地」第十章 総力戦体制と「聖地」ツーリズム ――鍛錬と信仰
作品情報
作者の関連作品作者の作品一覧
この作品が好きな方はこちらもおすすめ