トム・ヘネガン 近代建築10の講義 電子書籍版
4400円(税込)
作品内容
これからの建築をクリエイティブに考えようとするときこそ、近代建築の歴史と思想が重要だ。自らも創造しつつ、日本の大学の教壇に立った著者が、10のテーマでル・コルビュジェ、レオニドフ、スターリング、マーカット、安藤、磯崎ら、現代建築の先導者たちが何に向き合い創作してきたかを語る。読者に「読者自身のための建築史・建築思想」を触発する、東京藝術大学における講義。【主要目次】はじめにトムへのメッセージ(ピーター・クック:建築家、アーキグラム)第1講 近代建築とは何か?―ル・コルビュジエアーキグラムとその時代/パラディオとル・コルビュジエ/八分間建築史講義/ほか第2講 先例と発明――スターリングヒーロー/ダービー・シヴィック・センターでの「ビッグ・ジム」/ほか第3講 革命――ル・コルビュジエ、レオニドフ、メーリニコフ、マイヤー/コールハース社会のコンデンサー/プロパガンダとしての建築/建築は戦略と組織だ/ほか第4講 時代精神と技術:1――ル・コルビュジェ、フラー、シャロー、インヴェルニッツィ普通の市民のためのファンファーレ/住むための機械/ひまわりの家/ほか第5講 時代精神と技術:2――NASA、アーキグラム、プライス、ハイテックテクノロジーが答えだ/インスタント・シティ/ウォーキング・シティ/ほか第6講 テクトニクス――ズントー、ゼンパー、ミース、レヴェレンツ花屋のキオスク/コンクリートの具体性/レヴェレンツの建築的オーダー/ほか第7講 自然――マーカット君の建築の重さはどのぐらい/マリーの小屋/自然との対話/ほか第8講 太陽光の意味――ル・コルビュジエ、フェーン、サーリネン、カーン、安藤採光のための苦闘/建築は光を変化させる/調整者としての窓/ほか第9講 大地――ハディッド、ウッツオン、ズントー、リベラ、リンランドアート/スーパースタジオ/安藤忠雄/マヤ・リン/ほか第10講 意味――磯崎、ミケランジェロカピトルの丘/古典建築の再発明/つくばセンタービル/ほか訳者あとがき(八束はじめ、松下希和)
作品情報
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