グレーとライフ 電子書籍版
1650円(税込)
作品内容
人生に意味なんてあるだろ。マイノリティの生きづらさと向き合いながら、確かな希望を見出す29篇のエッセイ。世界の中心はお前じゃない、私でもない。やさしいって、こういうことだったんだ。上坂あゆ美(歌人・文筆家)誰のせいにもしない。納得するために、命がけで書く。すごい人がいる。岸田奈美(作家)すごく楽しい本なのに、なんかどこまでも救われてしまいました。花田菜々子(書店員)本書「はじめに」よりLGBTQのシンボルカラーはレインボーですが、ゲイとして生きてきた僕のこれまでは、どちらかと言えばグレーでした。本書には、グレーな毎日にいちいちライフを削られる僕の弱腰な人となりと、それでもグレートなライフを諦めたくない僕の意地のようなものが込められています。自分と同じように、毎日わからないことばかりで喫茶店の端でうずくまってしまうような人がもう一度席を立ってみようかと思うその助けに、少しでもなればと願っています。なんとなく前向きになれたり、なんとなくホッとしたりする、そんな曖昧な希望があるような、ないような、そんな本であってくれたらと願っています。【目次】美学という平等やさしいつくりもの笑ってのぼる、その悲しみについてよろしうやりや傘があるまた(気が)合う日まで愛にも難易度があるバック・トゥ・ザ・鶴瓶おたのしみ権(利)かわいそうなこと未熟者には「へへへ」がお似合いやさしさは、どこへいく想像の彼ときに下ろうと、上り坂にたつまだ会っていない人がいるのよおれは、おれなりに晴れやかな後悔コミュニケーションは急げない心のヒダ救いの手はひかっている感謝は、遅れてやってくる適当なおじさん両手ですくうようにおれの個性は、おれが決めるんだぜみつばちへさようなら、鏡月Piano Man幸福な道幸福な道の先あとがきにかえて
作品情報
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