ひとが生まれる 五人の日本人の肖像 電子書籍版
1078円(税込)
作品内容
【ひとは社会の中の一人として、もう一度「生まれる」】哲学から映画、マンガなど大衆文化を渉猟し、戦後日本を思索し続けた思想家、鶴見俊輔。彼が現代人の「生き方」を問い直すために選んだのは、誰もが認める偉人ではなく、社会の周縁で、時代に揉まれながら実直に生き抜いた5人の日本人だった。明治以前に米へと越境し、日本を相対化した中浜万次郎、町村を見つめ続けた田中正造、敗北を直感しながら飛び立った林尹夫……彼らの数奇な人生をたどることで、近代日本の相貌が鮮やかに浮かび上がる。赤川次郎氏の文庫版解説を再録。新書版解説・ブレイディみかこ【目次】はじめに中浜万次郎――行動力にみちた海の男田中正造――農民の初心をつらぬいた抵抗横田英子――明治の代表的日本女性金子ふみ子――無戸籍者として生きる林尹夫――死を見つめる本書関連年表あとがき(1972年)文庫版あとがき(1994年)解説にかえて 赤川次郎新書版解説 ブレイディみかこ
作品情報
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