虚史のリズム 電子書籍版

  • 虚史のリズム 電子書籍版
  • 5280円(税込)

    • 本作品について、無料施策・クーポン等の割引施策・PayPayポイント付与の施策を行う予定があります。
      この他にもお得な施策を常時実施中、また、今後も実施予定です。詳しくはこちら

    作品内容

    新しい戦前? 否、死者の声は響き続けてきた――ある殺人事件を機に巻き起こる、国家機密の「K文書」を巡る謎……。近現代史の魔法使いが仕掛ける、至高のメガ、もといギガ、もといテラ・ノベル!1947年東京、石目鋭二はかねてより憧れていた探偵になることにした。進駐軍の物資横流しなど雑多な商売をこなしつつ、新宿にバー「Stone Eye」を開き、店を拠点に私立探偵として活動を始める。石目がレイテ島の収容所で知り合った元陸軍少尉の神島健作は、山形の軍人一家・棟巍家の出身。戦地から戻り地元で療養中、神島の長兄・棟巍正孝夫妻が何者かによって殺害される。正孝の長男・孝秋とその妻・倫子は行方知れず、三男の和春も足取りが掴めない。他の容疑者も浮かぶ中、神島の依頼を受けた石目は、初めての「事件」を追い始める。ほどなく、石目のもとに渋谷の愚連隊の頭から新たな依頼が舞い込む。東京裁判の行方をも動かしうる海軍の機密が記されている「K文書」の正体を探ってほしいと言われるが……。作中に差し挟まれる、dadadadadadaという奇妙なリズムが意味するものとは?記憶と記録が錯綜する、超規格外ミステリー。

作品情報

出版社
集英社
提供開始日
2024/12/13
ジャンル
文芸
連載誌/レーベル
集英社文芸単行本

作者の関連作品作者の作品一覧

この作品が好きな方はこちらもおすすめ