ここでは言葉が死を招く 電子書籍版
1881円(税込)
作品内容
日本という国が檻のようだーー。不寛容、偏見、差別、利権。命に係わるこの場所には持ち込ませない。金子由衣の勤める医療刑務所分院では、外国人受刑者のための翻訳機の導入、通訳の確保が課題となっていた。現在由衣が担当する外国人受刑者は、肺動脈性肺高血圧症のインド人女性、卵巣癌のベトナム人女性、そして宗教上の理由で輸血を拒絶しているアメリカ人男性の三人。意思疎通に不安を感じながらコミュニケーションと治療を重ねていたが、治療を台無しにする事件がおきてしまったーー。
作品情報
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