豆柴センパイはおばあちゃん 電子書籍版
1567円(税込)
作品内容
毎日おいしくごはんが食べられるように。心地よく眠れるように。どこも痛くないように、苦しくないように。さんぽ嫌いで食べることが大好き! そんな豆柴センパイの“介護生活”が始まったのは14歳頃。それから4年余りをかけての、紆余曲折ありつつも見事なランディングまでの愛おしい日々――。切なくもすがすがしいエッセイ。老犬のかわいさは、日々積もる。今を生き、生きるだけ生き、そしてそのときが来たら潔く旅立つ。足元がおぼつかない、目が見えづらい、椅子の下にハマる、深夜の「グル活」と絶叫、トイレの自由化と紙パンツ、車椅子暮らしに流動食……。目まぐるしく変化するセンパイの様子にあたふたする人間たち、それを生ぬるく見守る弟猫のコウハイ。60代で認知症を患い早く逝った母や、脳梗塞で倒れ車椅子で生活する父の介護とセンパイを重ねつつ、工夫を凝らして、人もセンパイもコウハイも、ゆるゆるご機嫌、ときどき涙な日々。
作品情報
作者の関連作品作者の作品一覧
この作品が好きな方はこちらもおすすめ