カンボジアは変わったのか 「体制移行」の長期観察1993~2023 電子書籍版
5500円(税込)
作品内容
1993年、カンボジアでは内戦が終結し、統一選挙が実施されました。それから30年。国際社会が後押しした民主化の道はカンボジアの人びとに何をもたらしたのでしょうか。政治、経済、社会、文化における変化を現地経験の豊富な気鋭の研究者12名が力を込めて描き出します。[目次]序論 カンボジアは変わったのか 小林知第1章 カンボジアの空間と人口 小林知【第1部 政治と市民社会】第2章 民主主義を装う独裁――体制移行後のカンボジア政治の展開 山田裕史第3章 政府と市民が相克するメディア――カンボジアにおける表現の自由をめぐる軌跡 新谷春乃第4章 カンボジア市民社会――市民社会組織の誕生、増加と課題 米倉雪子【第2部 経済と資源】第5章 復興からの経済成長――さらなる発展を目指して 初鹿野直美第6章 カンボジア農漁業の30年――自然資源活用・資本集約化による発展とその限界 矢倉研二郎第7章 止められない消失と維持されている影の構造――カンボジアと森林資源をめぐる30年 倉島孝行【第3部 社会】第8章 少子高齢化時代を迎えたカンボジアの家族・世帯 高橋美和第9章 「外国人」区分と国籍に見られる継続性と変化――ベトナム人を中心に 松井生子第10章 学校教育をめぐる援助依存、国内化、多様化――国際支援下の教育復興を振り返る 千田沙也加【第4部 文化】第11章 カンボジア仏教の現在地と将来像――サマイの拡張・深化と新たな担い手の登場 小林知第12章 カンボジア古典舞踊ロバム・ボラーンの継承と変容――王立芸術大学とディアスポラ民間舞踊学校の比較から 羽谷沙織第13章「アンコール・モデル」の成功と呪縛――体制移行後のカンボジアにおける文化遺産 田畑幸嗣あとがき索引略語索引
作品情報
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