辺縁の自由人 電子書籍版
6600円(税込)
作品内容
日本植民地期に生まれ、国民党独裁時代を生き抜き、自由化・民主化運動のなかに身をおき、知的営為と実践を通して、台湾の自由・民主・独立を目指した歴史学者の半生記。それは、台湾人の苦悩と闘い、そして希望へと繋がる民衆史でもある。[目次]日本語版への序 静寂の中の躍動 iii序文 自ら大地をしっかりと掴んで放さない―李永熾の「志業」( Calling ) 金 恒イ 2 私の知っている先生 薛 化元(政治大学文学院院長) 10 私の敬愛する大兄さん 三妹 美玉 15 自序 辺縁の自由人として 李 永熾 21第一章 父母の青春 28第二章 無知な子供時代 45第三章 貧しい生活と勉学の開始 70第四章 辺縁かつ貧乏な大学時代 93第五章 大学院と家計の負担の開始 108第六章 苦難に満ちた日本留学期 139第七章 近代日本の歴史と思想の発展 172第八章 丸山眞男から日本近代史を再考する 192第九章 帰国と結婚 218第十章 講義:日本の近代化と国家の形成 242第十一章 学部仕事と学生指導 268第十二章 翻訳と出版 286第十三章 雑誌と新聞のために文章を執筆する 305第十四章 学術と思想の転換 331第十五章 台湾の発展への関心 354第十六章 美麗島事件前の台湾 367第十七章 人心が変わろうとする一九八〇年代 383第十八章 台湾独立思想の確立 400第十九章 政治活動への参加 418第二十章 一九九〇年代台湾の民主化運動 433第二十一章 父親との死別 444第二十二章 台湾独立運動への関わり 456第二十三章 悲しみの一九九九年 475第二十四章 二〇〇〇年代の政治参加 486第二十五章 定年退職後の生活 496あとがき 李衣雲 514 参考文献 520 李永熾年表 522 口述者/筆記者/訳者紹介 530
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