近現代中国と読書の政治 読書規範の論争史 電子書籍版
5720円(税込)
作品内容
人々は読書という行為にいかなる期待を込め、そしてその期待はいかなる社会的背景で形作られたのか。1930年代、1980年代の中国を対象に「いかに読むか」に対する論争を歴史的に分析する本書は、過去からつながる現在の中国を理解するとともに、これからの読書を考えるものである。【主要目次】序章 焚書の政治から読書の政治へ――書物をめぐるシンボリズム第1章 上海の「グーテンベルクの銀河系」――先行研究・視座・時期設定第2章 消費する読者への交錯する期待――読書雑誌とその機能第3章 民族を引き上げる読書――国民党の文化運動第4章 行動のための読者――左翼にとっての抗戦第5章 革命的な読書――連続性のなかの毛沢東時代第6章 読書熱の両義性――ポスト文革へのあゆみ第7章 未完の「八十年代」――『読書』時代の終焉終章 読書の政治学
作品情報
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