中国の台湾武力統一が始まる 電子書籍版
1980円(税込)
作品内容
2024年1月、台湾独立派の頼清徳が新総統に当選したが、その直後、金門島海域で不法漁労をめぐる中国漁民の死亡事件が発生。中台関係は一気に緊張し、中国による台湾武力統一の可能性が高まりつつある。/本書では、中国政府の台湾政策制定のプロセスから、中台の歴史や関係性、経済交流の現状、平和統一と武力統一の可能性、中国が軍事行動に出るレッドライン、スパイ戦の実態、実際に武力衝突が起こった際の戦力差と被害状況、アメリカの介入予測までを徹底分析。また、尖閣諸島をめぐる中国と日本の考え方の根本的な違い、さらには沖縄への影響力行使など、日本との領土問題をめぐる対立の行方も解説。一方、中国国内の不動産バブル崩壊による経済状況の悪化状況をレポート、それが台湾統一にどのような影響を及ぼすかについても言及している。いつ、何が、どこで起こるのか。台湾有事が日本有事に発展するのか。日本の動きに対する中国の敵愾心は? 中・台・日を飛び回るジャーナリストが、各国・各地域の意識や政治的思惑の違いを明らかにしながら、迫りつつある戦争の危機を警告する。【目次】はじめに 台湾総統選挙直後に起こった漁民死亡事件の衝撃第1章 支配者が入れ替わってきた台湾の歴史背景第2章 中台両岸・激変する社会と意識の格差第3章 中台経済のカラクリと相互依存の虚実第4章 中台戦争が起こる可能性第5章 不動産バブル崩壊後の中国経済の行方第6章 「九二共識」とは何か第7章 「台独分子」「スパイ」摘発の現場第8章 中台と日本をめぐる領土紛争第9章 平和統一か戦争か【著者紹介】邱 海涛(きゅう・かいとう)1955年中国上海生まれ、上海外国語大学日本語科卒業。父親は国民党による台湾人弾圧「228事件」をきっかけに、台湾から中国へ逃れており、台湾にルーツを持つ。1985年に来日し、慶應義塾大学および東京外国語大学で学んだ後、日本企業で10年間勤務する。1995年、日本に帰化。現在、中国と日本の間で出版や映像プロデューサーとして幅広く活動中。著書に『中国五千年性の文化史』(徳間文庫)、『ここがダメだよ中国人!』『中国大動乱の結末』『中国でいま何が起きているのか』(以上、徳間書店)、『中国セックス文化大革命』(徳間文庫カレッジ)、『チャイニーズ・レポート』(宝島社)など多数。
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