戦時下のピジン中国語 「協和語」「兵隊支那語」など 電子書籍版
8250円(税込)
作品内容
これまで言語研究で取り上げられることのなかった従軍記、回顧録、部隊史などから片々たる記述を拾い、当時の言語接触のあり様や日中語ピジン(「協和語」「兵隊支那御」など)を再構築することを試みる 。[目次]序章 ピジン研究における英語とアカデミズムの桎梏 001第1章 日中語ピジン――「協和語」「兵隊支那語」の源 007第2章 「満洲国」のピジン中国語 039第3章 「満州」ピジン中国語と「協和語」 081補章1 「満語カナ」という名称 131補章2 絵葉書資料 139第4章 「在満日本語」 152補章3 中国語への影響 184補章4 多言語社会「満州」のさまざまな言語接触 194第5章 「兵隊支那語」 202第6章 「兵隊支那語」の広がり 235第7章 『分隊長の手記』(正・続)に見る第8章 各地居留民のピジン――大陸ピジン中国語 287補章5 ピジン使用の背景――日本人・中国人の言語意識 306補章6 性的卑語 317補章7 筆談 330第9章 ピジン中国語の残存語彙 338第10章 虚妄のアルヨ言葉と直訳的アルヨ言葉 365補章8 候文――変体漢文 387第11章 戦時ピジン中国語の言語的特徴 403終章 日本植民地ピジン研究の今後 446資料編引用文献 551あとがき 578
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