日本の近代思想を読みなおす1 哲学 電子書籍版
4620円(税込)
作品内容
近代の日本哲学のダイナミズムを気鋭の哲学者が活写日本の近代思想において哲学を考えることは、日本の哲学的な経験を通じながら、そこに普遍化への努力をどう見ていくのかということになる。本書は、西洋哲学の受容と展開だけでなく、中国哲学やインド哲学などにも目配りをして、近代の日本哲学のダイナミズムを明らかにする。【シリーズの特長】●日本の近代思想を15のテーマに分け、その新たな読みなおしを提案する。●近代を反映する重要テキストを精選・収録し、第一線の研究者が解説を付す。●危機の時代である現代において、時勢に流されることのない基礎的かつ確実な内容を提示する。【主要目次】総論 哲学という問題系I 日本哲学の系譜学一 日本哲学と中国哲学二 二つの啓蒙――福沢諭吉と中江兆民三 霊魂不滅論争I 資料編II アカデミズムとしての哲学の成立四 東京学派の哲学五 近代日本における中国哲学六 近代日本におけるインド哲学II 資料編III 帝国の哲学七 京都学派の礎――西田幾多郎八 世界史の哲学――高山岩男九 帝国日本を支える論理――田辺元一〇 フィロロジーの行方――和辻哲郎III 資料編IV 脱出の方位一一 偶然性と未来への志向――九鬼周造一二 ディアスポラの哲学――三木清一三 マルクス主義哲学――戸坂潤一四 東北大学で展開した哲学――高橋里美と高橋ふみIV 資料編V 戦後の哲学一五 戦後民主主義――丸山眞男一六 戦後マルクス主義哲学――梅本克己一七 経験と思想――森有正一八 神秘について――井筒俊彦一九 立ち現われ一元論――大森荘蔵二〇 共同主観性――廣松渉二一 あわいの哲学――坂部恵二二 装飾的思考――北川東子二三 「自分」という謎――池田晶子V 資料編
作品情報
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