橘外男海外伝奇集 人を呼ぶ湖 電子書籍版
1100円(税込)
作品内容
アフリカで、中南米で、中央アジアで、ヨーロッパで……地球全土を覆いゆく、奇怪なる“譚(ものがたり)”の影!虚栄の裏の差別、愛憎の果ての復讐……人跡あるところ、必ずや悲劇あり。帝国主義と植民地支配の未だ吹き荒れる二十世紀、世界各地で起こった異妖なる事件の数々。近代社会と人間心理の暗部を、日本文学史上破格のイマジネーションで鋭く描き続けた鬼才による、異国を舞台にした怪奇と幻想のベスト・セレクション全8篇。好評『橘外男日本怪談集 蒲団』に続く、文庫オリジナル第二弾。【目次】令嬢エミーラの日記(1939)……コンゴ聖コルソ島復讐奇譚(1937)……ベネズエラ鬼畜の作家の告白書(1937)……アルゼンチンマトモッソ渓谷(1939)……ボリビアムズターグ山(1947)……中央アジア殺人鬼と刑事(1955)……スウェーデン雪原に旅する男(1958)……アラスカ人を呼ぶ湖(1951)……スイス 解説=倉野憲比古
作品情報
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