きらめきを落としても 電子書籍版
1507円(税込)
作品内容
きらきらだったり、くすんでいたり。ときめきからもやもやからSFまで、まるで青春を万華鏡でのぞくような色とりどりの短編集。【収録作】全6話 「ブラックコーヒーを好きになるまで」 人が好きなものは、嫌っておくのが楽なんだ。本とコーヒー、そして素直になれなかった僕の話。「上映が始まる」 憧れだったはずの天文学。なのに怠けてばかりの僕。でもきっかけはやっぱり、星空の下から。「主人公ではない」 世界には物語があふれている。今生きている物語の主人公が自分ではなかったとしたら……。「ボーイ・ミーツ・ガール・アゲイン」 お人好しの僕が思いがけぬ一目惚れ。憧れのあの子へと続く道は、「僕らしさ」を探す旅路だった。「燃」 何事にも夢中になれない僕は、喩えるなら「不燃物」。自分の心は、何に、どうやって動くのだろう。「言わなかったこと」 僕が小説を書かなくなったのは、あなたの作品に打ちのめされたから。なのに、いきなりやめるなんて。
作品情報
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