両手のない猫、チビタ 電子書籍版
1571円(税込)
作品内容
※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。ある夏、台風前日の夜中に訪れた、小さな手のひらサイズの子猫たち。それが、チビタ、チョロ、マーくん、ミンミンとの運命の出会い。わが家には先住者のモモも含めて全5匹の猫が住みつくようになった。なかでも、名前どおりに一番小さいチビタは、ご飯を食べるのも遅いし、ほかの猫からちょっかいを出されるし、もっと「がんばれ!」と応援したくなる。小さくてよろよろしながらも一生懸命に生きているチビタ。なのに、過酷な試練が襲いかかる。安楽死かそれとも両手を切断するのか……。切断となれば、自分で排せつや食事、体を動かすことができなくなる。かかりつけの獣医師は「猫の義肢は例がない」と安楽死を勧める。それに、義肢が外れれば肉球のない足先に負担がかかり、骨が皮を突き破ってしまうという。飼い主のわたしは悩みに悩み抜く。そして決心する。「一生介護でもいい。チビタは絶対死なせない」小さな体に宿る大きな生命力が生み出した奇跡の物語。
作品情報
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