女人入眼 電子書籍版

  • 女人入眼 電子書籍版
  • 1870円(税込)

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    作品内容

    『商う狼』で新田次郎賞をはじめ数多くの文学賞を受賞。大注目の作家が紡ぐ、知られざる鎌倉時代を生きた女性たちの物語。「大仏は眼が入って初めて仏となるのです。男たちが戦で彫り上げた国の形に、玉眼を入れるのは、女人であろうと私は思うのですよ」建久六年(1195年)。京の六条殿に仕える女房・周子は、宮中掌握の一手として、源頼朝と北条政子の娘・大姫を入内させるという命を受けて鎌倉へ入る。気鬱の病を抱え、繊細な心を持つ大姫と、大きな野望を抱き、それゆえ娘への強い圧力となる政子。二人のことを探る周子が辿り着いた、母子の間に横たわる悲しき過去とは――。「鎌倉幕府最大の失策」と呼ばれる謎多き事件・大姫入内。その背後には、政治の実権をめぐる女たちの戦いと、わかり合えない母と娘の物語があった。

作品情報

出版社
中央公論新社
提供開始日
2022/04/07
ジャンル
文芸

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