アブー・スィネータ村の醜聞 裁判文書からみたエジプトの村社会 電子書籍版
6270円(税込)
作品内容
【内容紹介・目次・著者略歴】〈私とあなたの関係〉という身近なミクロ世界で起った醜聞を通し近代エジプトの社会システムを考察。【目次より】凡例プロローグ なぜこの本が書かれたのか村との出会い「醜聞」論文の執筆村との再会この本はどのように書かれているか第一部 アブー・スィネータ村一 村へ二 村の概観三 地域社会のなかでの村第二部 文書「アブー・スィネータ村の醜聞」一 「醜聞」文書解題二 訴訟三題第三部 伝承「アブー・スィネータ村の醜聞」一 「聞き取り調査」解説二 聞き取り調査結果第四部 「醜聞」にみるアブー・スィネータ村一 村社会の住民構成二 村社会の人間関係三 村社会と村長(ウムダ)第五部 アブー・スィネータ村の一五〇年一 「醜聞」文書と伝承二 村の政治 継続と変化三 村は共同体? 宗教意識からみた村社会エピローグ 「醜聞」にみる村社会の「日常性」「出来事」としての「醜聞」村の日常生活と「醜聞」アワンタにみる村社会の人間関係社会化される人間関係あとがき注文献解題※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。加藤 博1948年生まれ。 中東史学者。一橋大学名誉教授。一橋大学商学部卒業、同大大学院経済学研究科修士課程修了。カイロ大学留学。一橋大学大学院経済学研究科博士課程満期退学。経済学博士。専門は、中東社会経済史、イスラム社会論。著書に、『私的土地所有権とエジプト社会』『文明としてのイスラム』『アブー・スィネター村の醜聞』『イスラーム世界の危機と改革』『イスラム世界の常識と非常識』『イスラム世界論』『イスラム世界の経済史』『「イスラムvs.西欧」の近代』『ナイル 地域をつむぐ川』『イスラム経済論 イスラムの経済倫理』『ムハンマド・アリー 近代エジプトを築いた開明的君主』 など、訳書に、Cl.カーエン『比較社会経済史 イスラム・ビザンツ・西ヨーロッパ』(共訳)アリー・バラカート『近代エジプトにおける農民反乱 近代エジプト社会史研究入門』(共訳)などがある。
作品情報
作者の関連作品作者の作品一覧