放下・瞬間・場所 電子書籍版
6875円(税込)
作品内容
【内容紹介・目次・著者略歴】ドイツ観念論の巨星シェリングと20世紀最大の哲学者ハイデッガーの思惟を、「脱我」と「放下」の違いから探り、東洋思想とも比較。【目次より】1 脱我と放下 シェリングとハイデッガーの思惟に寄せて 序 研究の目標と構図第一部 シェリングの思惟と「脱我」第一章 初期哲学における「脱我」の前形態第一節 絶対的自我第二節 知的直観第三節 体系の構想と有限の問題第二章 後期哲学の形成と「脱我」 第四節 自由論第五節 『世界世代』の哲学第六節 消極哲学第三章 後期哲学と「脱我」第七節 哲学的経験論第八節 「なぜ」の問い第九節 積極哲学 第二部 ハイデッガーの思惟と「放下」第一章 初期の思惟における「放下」の前形態第十節 有の問いの地盤としての現有第十一節 先駆的覚悟性第十二節 初期の思惟の挫折第二章 「転回」における「放下」への歩み第十三節 形而上学の根底への歩み戻り第十四節 「なぜ」の問い第十五節 ニーチェ講義における意志の解釈第三章 後期の思惟と「脱我」第十六節 「放下」の場所の究明第十七節 「放下」の展開第十八節 「放下」の安らぎ第三部 脱我と放下第十九節 二つの思惟の相似第二十節 二つの思惟の相違第二十一節 東方の思惟への一顧余論 東洋的「放下」 道元とハイデッガーの思惟に寄せて引用文献目録 2 瞬間と場所 シェリングとハイデッガーの思惟より一 ハイデッガーの経験と神の問題 近代の哲学と連関して二 後期シェリングの弁証法 弁証法の問題と根源三 直観の場所 直観概念の破壊余論 「マリア戴冠図」と「出山釈迦図」 「瞬間」についてあとがき人名索引※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。大橋 良介1944年生まれ。哲学者、美学者。元大阪大学教授、京都工芸繊維大学名誉教授。京都大学文学部哲学科卒、ミュンヘン大学文学部哲学科博士課程修了。哲学博士。著書に、『「切れ」の構造――日本美と現代世界』 『西田哲学の世界――あるいは哲学の転回』『悲の現象論・序説――日本哲学の六テーゼより』『聞くこととしての歴史――歴史の感性とその構造』『日本的なもの、ヨーロッパ的なもの』(増補版)『感性の精神現象学――ヘーゲルと悲の現象論』『西田幾多郎――本当の日本はこれからと存じます』などがある。
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