カント 表象と構想力 電子書籍版
6545円(税込)
作品内容
【内容紹介・目次・著者略歴】観念とその構造化である表象の認識源泉を求めて、『判断力批判』の立場に立ちながら、心の根本能力と言われる構想力へ至る道を示した意欲作。【目次より】凡例序論 表象の哲学第一節 表象の道1) 近代の世界像としての表象2) 近代の終焉としての表象第二節 超越論的真理第三節 『判断力批判』の構図第四節 「表象」の哲学的展望第一章 自己と世界第一節 神と自己へいたる道第二節 判断の実存的構造第三節 超越論的場所論第四節 現象の世界第二章 純粋理性の体系第一節 『判断力批判』「第一序論」における哲学体系の理念第二節 圏域(Gebiet) 現象界と叡知界第三節 領野(Feld) 理念的世界第四節 地盤(Boden) 経験的世界第三章 美の形而上学第一節 形而上学の内的可能性としての美第二節 美の超越論的解明1) 第一契機 質からの美の解明2) 第二契機 量からの美の解明3) 第三契機 関係からの美の解明4) 第四契機 様相からの美の解明第四章 芸術美と天才第一節 自然美と芸術美第二節 芸術作品第三節 技術と制作第四節 天才あるいは「主観のうちなる自然」第五章 構想力の問題第一節 人間存在と構想力第二節 超越論的構想力における綜合と超越1) 直観における覚知の綜合について2) 構想力における再生の綜合について3) 概念における再認の綜合について第三節 図式から形像へ第四節 形の論理第六章 見るということ第一節 見ることと触れること第二節 眼と手第三節 遠近法の思想第四節 見えるものと見えないもの第七章 表象と世界第一節 表象の表象性1) 「存在するとは知覚されること」 バークリの場合2) 表象の根本性向 ハイデッガーの解釈第二節 個物の世界性1) 現実世界の構造2) モナドの表象性3) 表現的世界 西田哲学の場合第三節 表象の立場 結びにかえてあとがき注参考文献表※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。細谷 昌志1943年生まれ。哲学者、大阪大学名誉教授。大阪外国語大学外国語学部ペルシア語科卒業。京都大学大学院宗教学専攻博士課程(文学博士)。著書に、『文化の深淵としての宗教 宗教的作用論序説』『カント表象と構想力』『田辺哲学と京都学派 認識と生』『根源的構想力の論理』など。
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