冬日可愛 ―ある教師の回想― 電子書籍版
1144円(税込)
作品内容
冬の日の薄日のように、旅人の凍える心を温める――君たちには、そんな人になって欲しい。授業、行事、部活動。生徒に教え、教えられた四十年間。出会いの数だけ成長できた、その感謝とエールを込めて綴られる国語教師の回顧録。「先生、その応援はやめようよ。かわいそうだよ」その一言で、私は、はっと我に返る思いがした。クラスの生徒たちが求めているものは、私が欲していたものよりもはるかに純粋で、気高いものであることに気づいたからである。(本文より)
作品情報
作者の関連作品作者の作品一覧