砂鳥物語 -精霊の涙- 電子書籍版
1100円(税込)
作品内容
これは不吉だと言われる“砂鳥”たちが、幸福な当たり前を作ろうとする物語。草原の国には砂鳥と呼ばれる者たちがいた。砂鳥が歌うと、町が崩壊する。かつて栄えていた愚か者の町は、今はもう砂しか残っていないという。ある日肉屋のハットは客引き中に散歩屋のホーカーと出会い、自分の家の食事会に招待するが、ホーカーに店の秘密を暴かれてしまう。肉屋の内情を知っている散歩屋とは一体何者なのか。ハットはホーカーの謎を突き止めようと声をかけると、愚か者の町に連れて行かれて……。今、2つの歯車が合うように、閉ざされた過去が明らかになる――。<著者紹介>千羽鳥(せんばちょう)バターロールパンやクロワッサン、食パンを何もつけずに食すのが好き。本棚には専門資料から漫画まで色んなものを並べている。もう二つほど本棚を増やすか検討中。しかし設置する場所がない。なぜかメモ帳を冷蔵庫に入れる癖があり、よく困る。取材旅行と称し方々を探索するものの、塀の割れ目や巨大なアロエなどばかりを見ている。昨今は河原に赴いては綺麗な石を発見するのが趣味。
作品情報
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