中年の本棚 電子書籍版
1650円(税込)
作品内容
人は誰でも初めて中年になる。若いつもりでいたのに、あるときを境に気力・体力の衰えや老いの徴候が目につき、家族の問題がのしかかり、仕事でも上と下の板ばさみになる。この先、自分に何ができるのか――中年期に差しかかり、そんな迷いのただなかにいた著者の蔵書の一角を、次第に中年に関する本が占めるようになった。小説・エッセイから自己啓発本・実用書まで、中年期に書かれた、あるいは中年をテーマにしたありとあらゆる本を手に思考をめぐらせた、「scripta」で人気の読書エッセイを単行本化。 <目次>「四十初惑」考時をかける中年サブカル中年の話上機嫌な中年になるには「真贋」を見分ける「林住期」の読書日曜○○家プロ棋士の“四十歳本”仕事をやめたくなるとき「フォーティーズ・クライシス」の研究「青春崇拝」と年相応「ガンダム世代」、中年になる水木しげる、長寿と幸福の秘訣「中年シングル」の課題それぞれのかたち『赤グリ』と『青グリ』中年の文学“世の中とうまくやってけないけどなんとか生きてる”先輩文学中年の課題尾崎一雄の「小さな部屋」「下流中年」の生きる道中年フリーランスの壁色川武代、「心臓破り」の五十路“新中年”に学ぶ「中年男」のライフ・コース「輝く中年」の孤独さらされるバブル世代「昨日できなかったことが今日できるようになる」橋本治、明日の中年のために
作品情報
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