選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子 電子書籍版
799円(税込)
作品内容
その女性は、出生前診断をうけて、「異常なし」と医師から伝えられたが、生まれてきた子はダウン症だった。函館で医者と医院を提訴した彼女に会わなければならない。裁判の過程で見えてきたのは、そもそも現在の母体保護法では、障害を理由にした中絶は認められていないことだった。ダウン症の子と共に生きる家族、ダウン症でありながら大学に行った女性、家族に委ねられた選別に苦しむ助産師。多くの当事者の声に耳を傾けながら選ぶことの是非を考える。プロローグ 誰を殺すべきか?その女性は出生前診断を受けて、「異常なし」と医師から伝えられたが、生まれてきた子はダウン症だったという。函館で医師を提訴した彼女に私は会わなければならない。※この電子書籍は2018年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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