拷問・処刑・虐殺全書 電子書籍版
770円(税込)
作品内容
日本の若者は拷問と聞くと、現代にはなじまない出来事のように思っている人々のほうが多いであろう。だが、残酷な拷問・処刑は遠い昔の物語ではない。我々は祖先が蓄積した拷問や処刑などの文化を決して捨て去ってはいなかったのである。特高、ゲシュタポ、ソ連の秘密警察、クメール・ルージュ、朝鮮戦争、ベトナム戦争、アルジェリア内戦、アフガニスタン紛争、そして電気椅子開発の歴史……二〇世紀以降に実際行われた残酷刑の手口を詳説。1章 いたぶられる人体 鞭打ち・棒打ち・三角拷問・締めつけ・吊り責め・水責め・電気責め・薬責め2章 引き裂かれる肉と骨 爪責め・歯抜き・突き刺し・切断・股裂き・斬首・鋸引き・皮?ぎ・動物刑・目潰し・磔3章 悲鳴とともに葬られる命 銃殺刑・爆殺・絞殺・絞首・石打ち・生き埋め・火刑・釜ゆで・毒ガス刑4章 精神を攪乱させる 騒音責め・照射責め・熱射地獄・冷凍地獄・鮨詰め・不眠責め・飢餓刑・下痢責め・模擬死刑・肉親の虐殺5章 尊厳を崩壊させる 排泄制限・汚物漬け・シューシポス刑6章 実験台としての人体 電気椅子実験・薬殺実験・脳操作・生体解剖7章 市民が私刑に狂うとき 鞭打ちショー・集団私刑8章 性的凌辱の極致 吊るし・性器への異物挿入・電気責め・レイプ・妊婦裂き・磔9章 独裁者の恐怖支配 報復殺戮・異文化迫害・幼年者虐殺・大量処刑●柳内伸作(やない・しんさく)ノンフィクション作家。1947年、福島県生まれ。東京経済大学卒業。1972年、陸上自衛隊調査学校心理戦防護課程(陸軍中野学校の後身)を修了。防衛庁陸幕調査部の情報工作官として国外情報を収集後、戦略情報を分析、その後陸上自衛隊富士学校の研究員として教範を作成、次いで陸上自衛隊高射学校で戦史教官を務める。1992年、『週刊文春』に投稿のクーデター小論で免職に処され、提訴。政府は自衛隊がクーデターの教育をしていると認めた上に、裁判所も自衛隊はクーデターの研究・教育をしている事実は認定したが最高裁で敗訴。
作品情報
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