アンチソーシャルメディア Facebookはいかにして「人をつなぐ」メディアから「分断する」メディアになったか 電子書籍版
2530円(税込)
作品内容
「何気なく使っているFacebookだけど…それで、本当に大丈夫?」ソーシャルメディアを長年研究し、自身もユーザーである著者による啓発書。「コンピューターテクノロジーが人間の問題すべてを解決する」かのように考えるFacebookの使命感(善意)と自信過剰こそが、逆効果をもたらしまっていることを、文化的・歴史的・哲学的に振り返りつつ、明らかにする。わたしたちは今後、どのように関わっていけばよいのか?便利さとスピードを追い求める現代人よ、今こそ立ち止まって考えよう。◎本書のポイントフェイスブックには、以下のような、さまざまな危険性が引き起こす構造的な問題がある。これらを、実際に起こった事例を取り上げながら、文化的・歴史的・哲学的に分析している。(1)記事の信頼性 記事の出典を特定・評価する機能がないので、虚偽や誤解を招く情報が拡散されやすい(2)エンゲージメント エンゲージメント率の測定により、感情に強く訴えかけるコンテンツが蔓延しやすい(3)フィルターバブル ユーザーの興味・関心に基づくものばかり表示されるため、ユーザーの視野が狭まるもくじはじめに フェイスブックの問題とは何か1.喜びを生むマシンー私たちを虜にするフェイスブック【ニコマコス倫理学】2.監視するマシンー完全監視社会の到来【プライバシーと監視】3.関心を引くマシンーアテンション・エコノミー時代で勝つのは誰か【アテンション・エコノミー】4.善意のマシンー善意がもたらす数々の失敗【CSRと企業価値】5.抗議するマシンーフェイスブックは世界を変えるか【ソーシャルメディアが革命を起こすのか?】6.政治のマシンーフェイスブックは政治も動かすのか【ソーシャルメディア(ビッグデータ)と政治の関連性】7.偽情報のマシンーフェイスブックが吐きだすフェイクニュース【偽情報が何をもたらしたか】おわりに ナンセンスのマシン
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